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執筆者の写真Yoshiko Hebamme

ドイツの病院にあるもの

更新日:2023年4月27日

入院の準備をするにあたり、何が必要なのか悩みますよね。ここでは、病院にあるもの & ないものEVK Düsseldorf バージョンを書いてみます。


<あるもの>

ママのショーツ・ナプキン

こちらは各部屋のバスルームと分娩室に用意されています。ショーツはネットでできた使い捨てで、ナプキンはワンサイズで長さ20センチくらいの大きなものです。ショーツは伸縮するので、どんな体型でも使用に困りません。


痛み止め各種

お産時の痛みの緩和のために、様々な鎮痛剤が用意されています。もちろん産後の痛み止めもあります。(ご自身で持参した鎮痛剤を内服したい場合は必ずスタッフに声をかけてください。)


会陰部のクーリング

経膣分娩の場合、産後数日はお産の際にできた会陰部の傷が痛むことが多いのですが、それに役立つのがQuarkをワンウェイガーゼでロール状に巻いて凍らせて作ったクールパットです(2022年より衛生上、医療用コンドームの中に水を入れて凍らせたものに変更されました)。ナプキンの上に置いてショーツを履くと、ちょうど傷のあたりがじんわり冷やされるので楽に感じる人が多いです。Quarkはじんわりとクーリングをしてくれますので、傷が痛む方はご自宅で試されるといいと思います。


授乳クッション

希望があれば、スタッフがひとり1つ持ってきてくれます。もしすでに家に用意してある場合は、入院中からそれを使って練習できるので、持参されることをお勧めします。


赤ちゃんに必要なもの

オムツやおしりふきも入院中に必要な分が揃っています。各赤ちゃんベッドに、服・Schlafsack(赤ちゃんがベッドで寝るときに使用するふとん代わりの服)・大きなガーゼも用意されています。授乳をしない場合、または赤ちゃんが一時的に補足が必要になった場合のミルクや哺乳瓶も病棟に準備されています。おしゃぶりは母乳育児へのデメリットが多く、推奨されていません。


母乳育児に必要なもの

母乳パット、搾乳器、乳頭クリーム、乳頭保護器などが用意されています。授乳はスタッフが支援しますので、困ったらいつでも支援を求めてください。


おむつ交換台

各部屋の壁に1台ついていて、赤ちゃんのオムツを交換できます。同室者と共同使用になるので、使用後は消毒をお願いしています。


飲み物

ミネラルウォーター(ガス入り・ガスなし)、ハーブティー各種:フェンネル・カモミール・フルーツ・緑茶・紅茶、お茶を淹れるためのお湯、コーヒー(昼間のみ)が待合室に用意されています。待合室は424号室と426号室の間にあります。


食器

待合室にお皿、グラス、コップ、スプーン、フォーク、ナイフがあります。


花瓶

面会でもらうことが多い花束を病室に飾れるよう、待合室に花瓶も用意されています。

Wi-Fi

入院されている方専用のW-LANで、受付にいって名前と部屋番号を伝えるとパスワードをもらえます。日本では病院内では電子機器の電源オフ!が当たり前だったので、はじめて知った時は驚きました。

テレビ

各部屋に1台ついていてテレビカードは不要です。隣の方とどのチャンネルがいいか話し合う機会もあるかもしれませんね。


冷蔵庫 → COVID-19拡大に伴い、現在使用禁止となってしまいました。

各部屋にはついていませんが、スタッフに言うと預かってくれます。必要な時は声をかけてください。誰のものかわかるように部屋番号・名前を書いてもらいます。


写真撮影

現在COVID-19の拡大で中止になっていますが、通常入院期間中にプロの写真家さんがやってきて赤ちゃんの撮影をしてくれます。1枚は無料でもらえ、その他はネットで確認し、希望がある場合は、パネルやポストカードとして販売してくれます。


トラベルセット(プライベート保険の場合)

各部屋のバスルームにトラベルセット(シャンプー・リンス、石鹸など)とスリッパ、バスタオル、ドライヤーが用意されています。歯ブラシは忘れず持参してくださいね。


長くなったので、病院にないものは次の記事にまとめます。


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