Yoshiko Nagata
A.Wさん
2024年春に第一子を出産しました。
Kinderwunsch(不妊治療)を経て妊娠、妊娠継続が不安で産後訪問の予約をとるのを渋っていたら佳子さんに担当してもらった友達から早く連絡した方がいいと勧められて妊娠9週の時に佳子さんに産後訪問のお願いのご連絡をさせていただきました。
が!既に予約いっぱいということで産後訪問は違う方にお願いすることになりました。
佳子さんは人気ですので早めのご予約おすすめします!
•出産準備コース
産休ギリギリまでフルタイムの仕事をしていて出産についてはなんとなーくの理解のみ、準備する余裕もないままの参加でした。
2日間オンラインによるコースで、沢山のことを教えていただき出産に向けての心構えが夫婦共に出来ました!
•EVKに決めた理由
家から近いというのもありますし1番の理由としては、夫が生まれた時、生後すぐに小児科がある病院に入院しないといけなくて2週間程、母と子別々に入院していたそうで彼の希望で小児科併設の病院をということで決めました。
•出産
予定日の6日前の朝におしるしがありました。その日は夫の出社日、片道1時間半の職場、往復3時間
予備知識でおしるしがあってから陣痛開始まで個人差があり長ければ1週間と、、、仕事を休んでもらおうか悩んでいたら
“仕事を休みにしたよ“と言ってくれました。
おしるしから5時間後、定期的な痛みが始まりだしたので仕事休む判断をして正解でした。
初産は経産婦の方より時間がかかるときいていたので、痛み開始してもいつも通りに過ごし、散歩行ってスーパー行って晩御飯まで作ってジッとせずに動いてました。
初産なので、前駆陣痛と本陣痛の違いがわからず病院にいつ行けばいいのか難しかったです。
定期的な痛み開始から10時間、耐えれる痛みだけど感覚が2分おきになり歩いて病院に向かいました。CTGと内診をしていただき子宮口はまだ1センチしか開いていないので、出産は明日かもしれないし1週間後かもしれないと言われ家に帰ることになりました。何故か病院に着いたら2分おきの痛みが15分おきとかに!
家に帰ってから痛みがどんどん増していきましたが、もう家に帰されたくないという気持ちで朝まで粘りその間に2回ほど湯船に浸かりました。湯船に入ると痛みが緩和されるのでお勧めです!
痛み始めて23時間経過そろそろ限界がきたのでTaxi で病院へ、子宮口が4センチ開いてるのでこのまま分娩室にいていいことになりました。
無痛分娩したいかどうか聞かれたので、既にサインしていた書類を提出(痛みがある時にこの書類を読んで記入するのは大変なので事前に記入しておくといいと思います)
Praktikum中の方を見学させてもいいですかと聞かれて、もちろんokay ですと答えて麻酔科医の先生2人、ヘバメさん、Praktikum の方でサポートしていただきました。
PDAは脊髄に注射をするので少し怖かったのですが、ほぼ痛みを感じず、麻酔科医の先生方もヘバメさんもすごく優しくて安心して任せることができました。
担当してくださってたヘバメさんが退勤の時間になって次のヘバメさんに交代で佳子さんが担当してくださることになりました!
この日、病欠の方の代わりに出勤だったそうで本当に本当にラッキーでした!
定期的にチェックしにきてくださり、PDAが効いているのでリラックスした状態で私たち夫婦と佳子さんとでお話ししたりしながら子宮口が全開になるのを待っていました。
すっかりリラックスしすぎてしまって、私たちのバースプランである“臍帯血を提供したい“というのをすっかり忘れてしまっていたのですが、ギリギリ思い出しナースコールを押して佳子さんにお願いしてすぐ書類を用意していただきました!私たちと赤ちゃんとの初めてのSpendeがどなたかの役に立ちますように!
子宮口が全開になり痛みが来る間隔が短くなってきても常にポジティブな声掛けをしてくれた佳子さんのおかげでリラックスしながら集中してお産をすることができました!!
その後、産まれたばかりの赤ちゃんをカンガルーケア
ふわふわした赤ちゃん
やっと会えた赤ちゃん
夫も幸せな顔をしながら赤ちゃんを抱っこしていて、ここまで頑張ってきてほんとうに良かったです!
•入院
私たちはファミリールームを選択していなかったので、他の方と同室でした。
1日目の夜の赤ちゃんはとても静かでした。妊娠後期に乳頭マッサージをしていて、その時にかすかに母乳が出てきていたので自信があったのですが、2日目の夜からすごい大泣き!
何をしても泣き止まず、どんどんエスカレート母乳がほぼ出ていなかったみたいです。
最終的にはミルクをいただき赤ちゃんは落ち着き私も少しの間寝ることができました。
それでも数時間おきにギャン泣きの赤ちゃんどうにもこうにもいかないので毎回ヘバメさん呼んで授乳のアドバイスや赤ちゃんの落ち付かせ方をいろんなやり方で教えていただいてました。
同室の方はテレビ電話をスピーカーにして会話していて結構うるさかったので、赤ちゃんギャン泣きになってもこちらも気を使わず過ごせました笑
別に険悪とかではなく、ギャン泣きすぎたら心配してくれたりしてました。
彼女の母国とドイツは気候が違うので風邪をひかせたくないということで一切窓を開けてくれず部屋の中がサウナ状態になってしまって、それもあって私の赤ちゃんが泣いてしまうのでヘバメさんにお願いして窓を定期的に開けて空気の入れ替えをしてもらってました。
•退院の日
全ての検査を終えてナースステーションにご挨拶して、どうても佳子さんにもう一度お礼を言いたくて分娩室に寄らせていただいたら偶然出勤日で!直接ご挨拶させていただけて嬉しかったです!!
痛み初めてトータルで32時間と長かったですが佳子さんのサポートのおかげで幸せなお産となりました!しんどい時間もすっかり忘れてしまうくらいに!!
本当にありがとうございました!
A.Wさんへ
妊娠初期から出産までこうした日々があったんだなぁと感慨深く読ませていただきました。
体験談に書いていただいたようにA.Wさんが出産された日は本来は休日だったのですが、助産師の人数が足りず出勤した日でした。
分娩室から来られないかと聞かれたときに、『今日は行くべき日』という感じがしたのを覚えています。そしてその直感は正解でした☺︎
初期からメールのやり取りをし出産準備コースに参加された方のお産を取らせていただくことはあまりないので・・・私にとっても嬉しい経験になりました。
A.Wさんはこれだけ長いお産でも弱音を吐くことなくお二人感謝し合いながら最後まで赤ちゃんのために頑張り続けられたのが印象深いです。赤ちゃんもとっても元気に生まれてきてくれましたね♡ 温かく静かな感動に包まれた分娩室でした。
産後のリアルな病室の様子もありがとうございます。これから入院される方にとても参考になるかと思います。
ドイツでは病室のカーテンもないし、お隣さんとの距離が近いですよね。『お互いさま』という精神で気楽に過ごしつつ、要望は我慢せずに伝えることも大切なので、うまくいかないときはA.Wさんのようにぜひスタッフに頼ってご自身と赤ちゃんにとって良い環境を整えてください♪
産後2ヶ月も経たないうちにフレッシュな体験談を書いていただきありがとうございました!佳子より